pusuke0418’s diary

異常にマルチタスクな社内SEのブログ

Juliusの起動エラーに関するメモ

音声認識ができるJuliusをRaspberry Piにて使いたい。Juliusをインストールして、起動させようとすると下記のようなログが出て起動しない。インストールは、単純に./configure→make→sudo make installにて実施。

Stat: adin_oss: device name = /dev/dsp (application default)
Error: adin_oss: failed to open /dev/dsp
failed to begin input stream

何となく、juliusは/dev/dspを期待しているが、それが開けないということに見える。

ログで検索すると、下記を行えば良いという情報がしばしば見当たる。snd-pcm-ossなるモジュールをロードすればよい。

$ sudo modprobe snd-pcm-oss

そして、再度Juliusを起動すると、しかし、上記のエラーは再び出る。

よくよく見てみると/dev/dspはたしかにモジュールロードによって出現したが、他に/dev/dsp1と/dev/dsp2ができていた。

そして、次のサイトORBIT SPACEに有益な情報を発見。引用をさせていただきます。「USBマイクを接続するとJuliusが標準で使用されるデバイスファイル(/dev/dsp)とは異なるため環境変数で指定します」とのことで、「AUDIODEV=/dev/dsp1」の環境変数を設定されている。手元の環境では、USBのスピーカとマイクがささっていて、マイクを抜き差しして確認してみると、そのときはdsp, dsp2がスピーカ、dsp1がおそらくマイクのようだった。なので手元の環境でもAUDIODEV=/dev/dsp1を設定したところ、動作。

あとは起動時に上記を読み込むようにするのと、dsp番号は手元の環境であると、ときに認識順によって変わってしまうかなと、いった点をもう少し調査。

[環境]
Raspberry Pi 2 Model B

$ uname -r
3.18.11-v7+

jurlius-4.3.1