pusuke0418’s diary

異常にマルチタスクな社内SEのブログ

Cisco機器のOSの選び方

Cisco機器のOSの選び方は、少しぐぐれば簡単にいくつも参考になるものが出てくる。バージョンの見方の説明や、機能セットの選択の仕方とか。ただし、これらは機能要件である。カルト的な知識が必要であることがわかる。シンプルで判断コストが少なく済むものの方が選択においては良いはずなのに、ネットワークの世界ではややこしくて不要な判断コストが多いものが重宝される。
Cisco機器はOS選定にかかるコストが大きい。「最新のstableリリースが最良、それの代理店チェック済みのやつ使えば良い」みたいな、そういう考えではないと思う。機能を選択して、候補OSバージョンを見つけたら、ひたすら既知のバグチェックを実施する。おかねのあるユーザはciscoのコンサルみたいな部隊と契約していたりする。メーカの作りこんだバグを回避するためにメーカーと契約しているのだ。
これはどういうことかというと、新しい機能(例えばルーティングプロトコルでもなんでも良いが)を追加実装したいときは、その分のチェックもひたすらやるということ。Cisco機器はそういうコストもある。
決してCiscoをディスってるわけじゃない。そこまでやらなくてもたいていは大丈夫だし、各種機能を併用して制限なくふつうに動く、特にスイッチは他にあまり無かったりするし、レイヤ3の機能はとても強力だ。でも最近のCiscoは、