ダイナミックルーティングのpassive interfaceあるいはredistribute connected
ダイナミックルーティングを動作させるときに、通常ユーザ側のネットワークは他のL3機器に対して経路を通知する必要があるが、一方ユーザ側にはそのルーティングプロトコルは流す必要はない。そこで、よくルーティングプロトコル動作インタフェース指定方法やredistribute or passiveという話になると思う。
調べた範囲で、下記が参考となった。
『♪メモのページ♪』『「redistribute connectedか、network ~か。」 OSPFネタ』
http://sky.ap.teacup.com/debslink/1182.html
『ネットワークエンジニアとして』「passive-interface」
http://www.infraexpert.com/study/rp7c.htm
『ネットワークの実験ノート』「【Cisco Tips】 Q. redistribute connectedは必要ですか?」
http://tiida.cocolog-nifty.com/netblog/2004/09/cisco_tips_q_re_1.html
『Darren's Blog』「OSPF – Type 1 LSA vs Type 5 LSA (passive vs redistribute)」
https://mellowd.co.uk/ccie/?p=2060
上記は基本的にはciscoかつOSPFの情報だが、考え方のベースとしてとても有用。
基本的には下記の印象
- passiveは送信を止める。受信はするがネイバを張るプロトコルの場合はhelloをやりとりできなくなるためネイバは張らない
- OSPFの場合は、redistributeを使うと外部経路となるため、設計時に考慮する必要。
- 設定により外部経路扱いになるため、LSA(1 or 5)の違いによって、データベースと経路変化時の動作の違い
ふと、ではRIPの場合はと思ったが、セキュリティを考慮するとpassive-interfaceの考えは微妙かもしれない。メーカーや機器によって実装は違うので、当然都度確認はしなければならないと思うが、passiveのインタフェースは通常ルーティングのパケットを送らないが、受け取る。
RIPはネイバを張らないので、ブロードキャスト(v1)orマルチキャスト(v2)で経路情報を受け取るとルーティングテーブルに乗せてしまうのではないかな。意図しないインタフェースから受け取っても。